パン
Pan · Πάν · Roman 파우누스 (Faunus)
山羊の脚を持つ野の神。
腰から下が山羊で、角が生えている。羊飼いと家畜を守り、昼寝をこよなく大切にした。
真昼の森で突然、わけもない恐怖に襲われることを、ギリシア人は「パンの恐怖」と呼んだ。panic はここから来ている。
ニンフのシュリンクスが彼から逃れて葦になると、その葦を切って束ね、笛を作った — パンパイプである。
典拠『ホメーロス風讃歌』「パン讃歌」 · オウィディウス『変身物語』
誤解しやすいこと
panorama・pandemic の pan(すべて)とは関係がない。こちらの pan は神の名で、あちらの pan はギリシア語で「すべての」を意味する。