ポイベ
Phoebe · Φοίβη
アポロンにデルポイの神託を誕生日の贈り物として譲った祖母。
コイオスとの間にレトとアステリアを産んだ。アポロンとアルテミス、ヘカテがみなこの系譜から出ている。
アイスキュロス『慈しみの女神たち』の冒頭によれば、デルポイの神託はガイアからテミスへ、テミスからポイベへと受け継がれ、ポイベはこれを孫のアポロンに誕生日の贈り物として与えた。
アポロンの異名ポイボス(輝く者)はこの名と同じ系列だと、アイスキュロスは説明する。
典拠アイスキュロス『慈しみの女神たち』
誤解しやすいこと
月の女神としてよく紹介されるが、ギリシアで月はセレネだった。ポイベが月と結びついたのは、ローマの詩人たちを経て定着した後代の混同である。